 |

写真は対馬海峡の日の出 6/16日 |
|
| 写真位置A 原町内院漁港(地元の人は「ないん」と発音) |
狭いうえ漁船多い。漁協前にスペースはあるが水揚げの邪魔をしないよう注意。
大潮時には水深に注意の必要あり。南風だと波が入り漁船は浅茅湾内の港へ避難する。商店、民宿あり。漁協に頼めば水道を利用できる。トイレなし。 |
今日、対馬へ向けてセーリングを始めました。
現在、崎戸港(地図@)に停泊中ですが今晩22時ごろに出港し対馬南端の港、内院(ないん)を目指します。
夜明けごろに生月島の西を通過し到着は午後3時ごろの予定です。
内院は携帯が繋がらない可能性があるのでその場合は12日12時までには次のメールを必ずお送りします。
対馬では北端の鰐浦まで行くつもりで長崎に帰るのは16日の予定です。
予報では今晩は北の風ですが、明日は北東に変わるとのことなのでそのとうりになることを期待しています。
波は小さいとの予報です。
10日21時半に崎戸港を出港し平戸島南端を回航し、生月島西沖を目指す。
集魚灯をつけた漁船のおかげで明るいうえに北風が吹いてくれたおかげで快帆走。
夜明けも近い5時に対馬海峡に入り45マイル先の対馬へ船首を向ける。
北東の風、風速10メートル、波高2,5メートル。
久々のラフなコンディションに体が慣れず船酔い。
内院沖の潮流を警戒して一回東へ短いタックをしただけで到着。
心配した潮流の影響はなかった。
知り合いが来てくれて地元の漁師さんの家でシャワーを使わせてもらう。
いろんな話をしたが、シイラづけ漁は実はヒラスの子、ヒラゴを獲るためにやっているそうだ。3ヶ月の漁で多い時には700万円のボーナスが出たこともあるという。
こんな話を聞くと漁船の数が多いのもうなずける。
今日は対馬西岸を回って豊玉町へ向かう予定です。 |
|
| 写真位置B 豊玉町唐洲漁港(からす) |
外側の港にスペースあり。
漁協に頼めば水道、トイレを使用できる。商店あり。北から北西の風だともろに吹きつける。浅茅湾の大口瀬戸沖では三角波が発生しやすいので要注意。 |
昨日、内院から豆酸(つつ)埼を回って対馬西海岸沖を通り豊玉町唐洲(からす)漁港まで来ました。
北東の風のため西海岸は波もなく穏やかでしたが、浅茅湾の沖合いでは潮流がぶつかるためにおきる三角波が立っていました。
冬の間はさらに大きな三角波が発生し、知り合いの元漁師をしていた人は船が転覆しそうになったこともあるそうです。
唐洲は小さな漁港ですが、船をとめるスペースはたくさんあります。
今日は地元の人の案内で浅茅湾をセーリングします。
天候は曇り、北の風。
対馬の北端でしたがスケジュールがきつくなるので予定を変更し、今日は湾内のどこかに停泊、明日は長崎の方向へ向けて南下します。 |
|
| 写真位置C 豊玉町仁位港(にい) |
浅茅湾でも奥まったところにあり、風や波からよくプロテクトされている。町の連絡船が発着するポンツーンがあり外側に30fくらいまでなら泊められる。錨泊のスペースもある。
岸壁は空いているが砂利など工事資材の置き場になっている。トイレあり。水道はトイレの手洗い用だけ。
商店まで徒歩20分。公衆電話はあるが近くに民家なし。 |
昨日は対馬中央部にある浅茅湾をセーリングしました。
外海は風速10メートルの風と2メートルの波でしたが湾内は風は強いものの波がなくセーリングにはもってこいのコンディションでした。
入り組んだ峡谷のような水路を入っていくと大和朝廷が最前線基地として築いたという山城の遺跡や旧海軍の基地の跡などがありました。
こんな所へ行けたのも地元の連絡船船長に同乗してもらったおかげでなかなか一人では行きにくい所です。
昨晩から停泊している豊玉町の仁位港までは完全な上りとなり船長と2人で狭い水路を20回くらいタックしながらやって来ました。
これでヨットのファンを一人増やせたことは間違いありません。
今日は荒れている東側を避け、西海岸経由で南端の豆酸港へ移動します。 |
|
| 写真位置D 厳原町豆酸漁港(つつ) |
広いが漁船が多く泊められるスペースは少ない。
4月〜7月はシイラづけ漁の船が停泊するのでよけいにスペースがなくなる。トイレ、水道は漁協以外にはない。
商店あり。GSあり。風向きによっては豆酸埼、神埼の西と東ではまったく海の様相が変わるので注意が必要。 |
昨日、厳原町豆酸漁港に入港したあと停泊したままです。
強風波浪注意報が出ていて外海は荒れているため出港を明日にのばしました。
港のようすを撮った写真を添付します。
昨日は巻網船が多数、波のない湾内に錨泊していましたが対馬では巻網漁船の評判が悪い。
それは他所から来て魚を根こそぎ獲っていってしまうという理由と巻網船団が魚を大量に市場に出荷することによる魚価の低下という二つの理由から。
背景には魚の減少による漁獲の低迷がある。
腕のいい漁師でも子供は漁師にしたくないと言う。
魚価が高かった10年前に漁師をやめた人は
いい時にやめて良かった、続けていれば借金地獄にはまり込んでいただろうと話す。
公共工事のおかげで港は立派になっていくがそこを使う人たちの内実は違うようです。
16日 平戸発
今日正午すぎに平戸港に入りました。
平戸瀬戸の潮止まりの時間に到着するため午前3時に対馬を出港。
暗闇の中に錨泊しているヘリコプター搭載型巡視船の灯りを見ながら対馬海峡東水道に入る。
昨日より風は弱まったとはいえ時折2,5メートルの波が船腹をたたいた。
神崎を出たあたりから強風を警戒していたが、5マイル以上沖でようやく風が強まった。
風速7〜8メートルだが10メートル以上の突風が襲ってくる。
夜も明けた5時半、2ポンリーフしたメインセールをあげた。
ヨットが最も安定し、しかもスピードが出る横風を受けてさらくは6ノット以上の対地速度でグングン走った。
デッキも体も海水のスプレーを浴び続けたが、天気もいいので爽快、ディンギーに乗っていたころを思い出した。
波がまだ高いので海峡に漁船の数は少なかった。
出港してから9時間半、平戸城が見下ろす港に入った。
ここに来たのは、もちろん風呂があるからです。
今回の目的であった、60マイル以上のオーバーナイト航海と対馬海峡東水道の走破が達成できたのでこちらから勝手に送らせていただいていたこのメールも勝手ながら今回で終わりにさせていただきます。
さらにくわしい航海記は、来月中に開設する予定のホームページにてご覧いただけるようにしますのでそちらでぜひご覧ください。
便宜をはかっていただいた対馬の皆さん、メールを読んでいただいた皆さん、ありがとうございました。 |
|